バーコードリーダーの導入による業務効率UP・ミス減少をご提案します!

1999年、連日のように新聞やTVのニュースを賑わせた「医療過誤」事件。これ以降、医療過誤に関する報道はヒートアップし、現在ですら1ヶ月の間に数回はこうしたニュースを目にします。
患者さんの取り違え、点滴の誤注入、服用薬の渡し間違い…。そのほかに被害にこそならなかったものの、「ヒヤリ・ハット(インシデント)」と呼ばれる医療過誤の原因になりうる事態が日常の光景となっているのが現状です。
これは一概に「注意力不足・怠慢」と一蹴(いっしゅう)できる問題ではありません。確かに人命を預かる医療現場では、どのようなミスも許されるべきではありません。
しかし、深刻化する地方の医師・看護師不足という現状の中では、注意喚起だけでは限界があるのもまた事実なのです。人の手によるものである以上、必ず間違いはついて回ります。
そこでいくつかの病院にて医療過誤を減少させるため、患者さんに顔写真入りのバーコード付きリストバンドなどを着用してもらう試みが現在行われています。同時にカルテ、点滴、服用薬などすべてにバーコードを刻印し、患者さんの取り違え事故を防ぎます。
その他にも、医療現場にバーコード・バーコードリーダーを導入することで、患者対応の効率UPや医療過誤の減少が望めます。以下では具体的な例をご紹介します。


現状、医療過誤としてもっとも多いケースが患者さんの取り違えと薬剤の誤投与です。そこで患者さんには顔写真入りのバーコード付きリストバンドやカードを着用してもらい、薬剤にもバーコード入りの「確認シール」などを貼ります。
それぞれのバーコードに記録されている情報は病院内のデータベースと連動しており、薬剤投与の前に患者さんと薬剤のバーコード双方をチェックすることで、薬剤の誤投与を防ぐことができます。さらにデータベース内に薬剤の期限を登録しておくことで、厳密な期限管理を行うことも可能です。
ちなみにアメリカの学会では、このシステムの導入により「誤注射がゼロになった」という報告も上がっているほどです。

従来、薬剤の在庫・発注管理はすべて、チェック・管理する人間に委ねられていました。薬剤の在庫状況を知るためには、そのたびに管理者が在庫内容をチェックしなければいけなかったのです。
しかし、バーコードを使用した管理システムを導入することで、リアルタイムに在庫状況を把握することが可能となります。また前項で述べたように薬剤の期限切れについても、容易かつ正確に把握することができます。
在庫管理が効率よく行われることで、無駄な薬剤の発注を防ぐことが可能となります。また常に一定量を保持しておく必要のある薬剤や備品に関しては、一定の在庫数を切ると自動的に発注される定量発注も可能です。

手術器具を体内に置き忘れる、という医療過誤のニュースをよく耳にします。医療に携わっている方には釈迦に説法かもしれませんが、出血の激しい手術中においては、器具が見えなくなる、隠れてしまうことは当たり前です。
さらに医師は術式にのみ集中し、器具の管理に関しては看護師に一任しています。患部の術式を終え、縫合に入る頃には血液によって手術器具は肉眼では確認できない状態が常でしょう。そのため縫合前には手術に用いた器具の数を確認します。医師としては手術補助者である看護師が、「これで全部揃っている」と確認した場合、それを信じるしかないのが現状です。
しかし、よほどベテランの看護師でない限り、たとえば目視のみで血液を充分に含んだ脱脂綿の枚数を確認することは難しいとまで言われています。もちろん看護師も人間である以上、誤認の可能性は常につきまといます。
こうした現状を打破するためには、手術前に使用する器具すべてをバーコードによって登録し、縫合前にすべての器具を回収できているかどうかを確認することが必要です。これにより腹腔内への器具の置き忘れは確実に防げます。また術後器具の消毒確認にもバーコードによるシステムは有効です。